(ふき・フキ)

春の香りを運ぶ蕾(ふきのとう)は天ぷら、ふき味噌に。初夏に伸びる茎をきゃらぶきにして涼をとる。お庭で、家庭菜園で摘みたてを頂く楽しみ。

蕗って?

蕗

フキはキク科フキ属の多年草。

栄養価としてはビタミンA、B1を。またカリウム、カルシウムなどミネラルを含んでいます。
日本原産で、北海道から沖縄まで広く分布。郊外でも河川の土手や用水路の周辺に見られ、水が豊富で風があまり強くない土地を好み繁殖します。近縁種は旧世界に広く分布し、ハーブとして利用されます。

ふきのとうに関しては
「その昔、雪は無色透明だった。色を欲した雪の妖精が花々に色を分けてほしいと尋ね回ったが、けんもほろろに断られ、途方に暮れてしまった。それを見かねたフキノトウが、自身の花の色である白色を雪に分けたので、それから雪は白色になった。それ以来、雪は全てを白で覆ってしまうが、色を分けてくれた恩義を感じてフキだけは遠慮して振り分ける(実際にはフキが雪から這い出すように咲くのだが、雪があたかも遠慮している様)ようになった。」
という言い伝えがあります。

蕗
蕗
蕗
蕗

商品紹介

販売期間/出荷時期について

  • 蕗(ふき)の苗(根株)は秋季の販売を終了し、5月発送で「予約受付中」です。数量限定のためお早目のご予約をおススメ致します。
  • 更にお求めやすく小ロット化、値下げを致しました。(2023/8)

出荷時期

5月〜10月

ご留意事項

海外へ持ち出される予定のお客様には検疫上の理由から販売致しておりません。

  • 蕗(フキ)の根株

    蕗(フキ)の根株

    予約受付中

    商品記号 [ FK-1 ]
    5本 1,750 (@350円/本)
    10本 3,300 (@330円/本)
    20本 6,200 (20本〜@310円/本)

    5本なら地植えで1m²ほどが植付け目安です。
    根株は15cmほどの長さで、梱包はコンパクトです。

    蕗(フキ)の根株

当農園のこだわり

  • 当農園のフキ苗(根株)は栃木・茨城・福島の三県にまたがる八溝山系の在来種で、ふきのとう、茎の両方とも楽しめます。山の清流のような清々しい香りと皮をむかずに食べられるほどの柔らかさ、美味しさ。
  • 栽培期間中農薬・化学肥料不使用」です。更に、圃場外半径100m有人防除不実施契約締結。有機JAS認証機関確認済の有機肥料(主にもみ殻、堆肥、石灰のみ)を使用し、病虫害には“酢水”“スギナ液”など自然の素材で防除しています。
  • 分かりやすい栽培説明書付きで初めての方でも安心。お庭や畑など地植えがおススメです。

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簡単に分かる
(ふき・フキ) の栽培

2月3月4月5月6月7月8月9月10月
生育状況ふきのとう出葉伸長茎の肥大葉枯れ・休眠

通年 / 苗の入手・予約手配

ふきはお手入れが簡単。ほぼ放任で育つので有機・無農薬栽培にも向いています。春、または秋が植付最適期。夏季は活着するまでしっかり管理します。冬季に予約をしておくのもおすすめです。
植付翌年から収穫できるよう、ある程度の本数の苗を一度に植えましょう。

  • 掘り出し後フレッシュなうちに発送してもらえるもの
  • 傷の少ない手掘りのもの
  • 「有機」「無農薬」をうたっているものでも採栽・採種地、栽培方法について明らかにしているもの

など信頼できるものを選びましょう。

春~秋 / 植え場所の準備

植付

夏に涼しい場所。半日日陰になる場所。お庭の壁や垣根の北側。畑で木陰になる場所、または遮光ネットを張れる場所を選びます。

やや酸性土壌(pH5.5~6.0)を好むので、スギナが生えるような場所も目安になります。

植え場所の土に赤玉土、腐葉土、完熟牛糞堆肥をすき込み、深さ15cmほど耕しておきます。市販の野菜用培養土をすき込んでしまうのも簡単便利です。

葉柄が大きく、根株も硬めで勢いがあるのでプランター栽培には向きません。

春~秋 / 植付

植付

5cm程度の深さの植え溝を掘り、根株を横に寝かせて並べ、覆土し、手でしっかり鎮圧、たっぷり潅水します。根株5本なら地植えで1m²ほどが植付け目安です。

日陰植えなので土は乾きにくいですが、根株が定着して再発芽するまではまめに様子をみて、表土が乾いたら灌水します。

秋の植付は冬季の凍結と乾燥防止に敷き藁や落ち葉で覆います。

春~秋 / その後のお手入れ

植付

表土が乾いたら潅水、除草します。
根株の植付から再発芽まで早くて2週間~ひと月。個体差があるのでおおらかに見守りましょう。

日なたでの栽培は屋根をかけます。きゅうり栽培用のアーチ型の支柱を立て、遮光率50%以上の遮光ネットを張るのがお手軽です。夏の午後の強い陽ざしを避けるよう、ネットの位置を調整します。

冬季は灌水不要。凍土になる場所では刈草、ワラなどを敷いて防寒するとベターです。

植付翌年以降、2~3年はそのまま収穫できますが、地下で根株が混み合って徐々に収量低下します。3年に一度は根株を掘り起こし、再度土づくりをし、株間を広げて植え直します。植え替え時期は春、または秋が良いでしょう。

2月、5~8月 / 収穫

収穫

初春に地表に出てくる花芽を「ふきのとう」として収穫します。ふき味噌や天ぷらに。春の香りを楽しみましょう。

春~夏。旺盛に伸びてくる茎は佃煮(きゃらぶき)に。夏の箸休めには欠かせません。

栽培方法:もっと詳しく

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