アピオス (ほど芋)
東北地方では昔から嫁いでいく娘に「庭に植えてお産の滋養に」と母親が持たせた優しさあふれる伝統野菜です。
東北地方では昔から嫁いでいく娘に「庭に植えてお産の滋養に」と母親が持たせた優しさあふれる伝統野菜です。
明治時代に日本に入ってきたほど芋(アピオス)。元は北米原産でネイティブ・アメリカンの栄養源として食されていましたが、その栄養価の高さから注目が高まっている野菜です。カルシウム、ビタミンE、イソフラボン、鉄分や繊維質を豊富に含んでいます。
アピオス(ほど芋)はイモでありながらマメ科に属する珍しい植物です。葛の花に似た花を6月〜8月に咲かせますが種は付きません。地下茎を伸ばし、節々に3cm前後のラグビーボール形状の小さな芋を形成します。
地方では高齢化による離農や放棄農地が増え、枯れ草による大規模な火災や土砂崩れなど副次的な災害も心配されています。アピオスはこうした土地での「救荒作物」としても利用できます。
支柱を立てない平面作付けなら栽培に手もかからず、雑草を抑え、地力を保持し、土壌流失(土砂崩れ)を防ぎながら栄養豊富な芋も収穫できます。
アピオスの食べ方
- 【芋の食べ方】
栗+里芋+さつま芋のような甘みと旨みがあります。
料理法はジャガイモに似て、簡単で美味しいのは「塩茹で」や「アピバター」。
茹でて、蒸して、煮て、焼いて、揚げてもおいしく頂けます。- 【花茶】
夏に咲く赤紫の綺麗な花。こちらはハーブティーのような爽やかなお茶に。
花を摘み2〜3日干します。
ティーポットに干した花を入れ、熱湯を注ぎ5分待つ。レモン汁を少量たらすと、鮮やかな赤色に変化します。
爽やかな香りとと共に召し上がれ。
12月中旬〜5月(掘出し後すぐの発送で取置き不可)
商品記号 [ AP-1 ] | ||
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20個 | 2,800 円 | (20個〜@140円/個) |
50個 | 6,000 円 | (50個〜@120円/個) |
20個なら6〜10m程度の畝1本が植付け目安です。
芋の収穫は11月中旬〜3月頃。
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4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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生育状況 | 発芽 | 伸長 | 開花 | 芋の肥大 | 葉枯れ・休眠 |
アピオスはお手入れが簡単。ほぼ放任で育つので有機・無農薬栽培にも向いています。
種芋は売切れが早いので、早目(10月以降)に予約して確保します。何株育てるか(種芋がいくつ必要か)を念頭に、重量売り商品の場合は何個入っているかを確認して予約しましょう。
など信頼できるものを選びましょう。
ジャガイモがよく育つような畑が理想です。陽当たりの良い場所を選び、あらかじめ堆肥、石灰をよくすき込んで耕しておきます。
幅50cm以上の平畝を作ります。草マルチ、またはマルチシートを敷くと除草の手間も減り、地温が上がり土が肥え、乾燥防止にもなり、芋がよく太ります。
種芋の到着後すぐに植付け、そのまま越冬させ春の発芽を待ちます。植付までやや期間を置く場合の保管方法は詳細説明欄をご参照ください。
春蒔きの場合は畝に直蒔きするか、ポット育苗の後移植します。植える株数、潅水管理の手間でご選択ください。ポット育苗、移植の方法は詳細説明欄をご参照ください。
直播きの場合、株間は30~50cmを確保して種芋を埋めていき、2~3cm程度覆土し、手で鎮圧、よく潅水します。
植付後、畝上に支柱を立て、ネットを張ります。
5~6月に発芽。伸びたつるをネットによくからませます。
適度に除草しつつ、株元の表土が乾いたら潅水します。降雨の少ない期間は水切れ注意です。
7月に紫色の可愛らしい花をつけます。積んで花茶を楽しみましょう。花を摘むことで地下の芋を太らせることにもつながります。
同じタイミングで株元に鶏糞、油かすなどを追肥するとベターです。
芋の収穫は霜が降りる頃(関東で11月下旬)~2月頃まで。
食べる分だけその都度掘り出すと保存の手間が要りませんし、乾燥による養分抜けも防ぐことができます。